自分と向き合うことは苦しい事ですが、楽になれる第一歩
私が初めて自立の会へ電話をかけたのは３月はじめのことでした。電話をかける時には、すでに夫に借金のことを告白した後だったので、とにかく１日でも早く解決策はないものかと考える毎日でした。パソコンや本でも借金についてのいろいろな情報も得ていましたが、私が有田さんのところへ電話をかけた時には自分自身がとても追い詰められていて相談できる人もいなかったために、とにかく誰かに話を聞いてもらいたいという気持ちでいっぱいでした。 私は今回の借金で三度目だったので夫にもあきれられ、きっと自立の会へ電話をかけても、そんなたくさん借金をしてしまったのかとあきれられるのを覚悟していました。しかし、電話をかけてみると、有田さんは「あなた一人だけではないのよ」と言ってくださり、その言葉で本当に救われた気持ちになりました。 有田さんに電話をかけるまでの私は、１５年前に就職して以来クジットカードを持つようになり、そのカードの便利さから繰り返し買物をし、初めは返し続けられる範囲で利用していたのですが、そのうち利用額も大きく増えていき、カードの返済のためにサラ金からもお金を借りては返す自転車操業になっていったのです。 今、思えば全ては自分自身のお金に対する考え方の甘さと、精神的自立ができていない自分、そして恋愛や人間関係がうまくいかないことなどが原因で、買物をすることで新しい洋服やバックを持って仕事に行くことで励みにしていたように思います。結局は、いろいろなことの逃げから買物をすることで、その時は楽になっていたのかもしれませんが、根本的解決にもならず、その場しのぎのウサ晴らしにすぎませんでした。結婚後もカードを使う生活を変えることができず、自分自身への罪悪感だけに留まらず、夫に対しても自分のいる価値を見出せなくなっていったのです。 現在、結婚して七年が経ちますが、私自身の借金のことで子供もできず、夫の人生をも狂わせてしまいました。もしかしたら、一度目の借金がわかった時点で自分自身やり直せていたら、今頃はどんな暮らしをしていたのだろうかと思う事もあります。でも、私にとっては今が借金と、それから自分自身と向き合っていく時期だったのかと思えるようになりました。今、有田さんと出会い、自分自身と向き合おうとしていることを自分自身が認めることで、借金をしないきっかけになるのではないかと思っています。 もしも、私のように買物をすることで自分の気持ちと向き合えず、借金を抱えてしまっている人がいるとしたら、是非一度、自立の会に電話をかけてみてください。きっと、少しずつでも解決の道が開き、人生の再出発のきっかけになると思います。 |
声 11（30代女性 東京都在住）