*過去の相談者から、今も悩んでいる方へのメッセージです (*^_^*)

理想の自分にかわる

声 18(30代女性 東京都在住)

 常日頃から出逢いを大切にしています。一人一人顔が違うように、考え方やものの見方は十人十色で、その出逢いによって視野が広がるし人生を大きく変えることもあるからです。

 女性自立の会は、私に人生をやり直す機会を与えてくれました。私以外の債務を抱えて悩んでいる相談者と知り合い、共感できるところが幾つかあり、孤立感がなくなり気持ちが楽になってきました。今の私は、金銭に対する意識はもちろんのこと人生観までも変わってきています。

 クレジットカードを頻繁に利用するようになったきっかけは、父親の酒乱や女性問題、両親の離婚や私が病気になり解雇されたことが主なきっかけです。子供の頃から、家庭内は冷え切っていて家に帰りたくない状況が続き、外食や買い物を繰り返すたびにカードを使用して気分を紛らわせる生活をしていました、その頃からキャッシングに頼る生活になってしまいました。

 ある日、計算してみると、私の債務は300万円を超える状況になっていたので、会社の帰りと週末にアルバイトを始め、何とか返済するために必死で働きました。ところが、ストレスから病気になってしまい勤務先を解雇されてしまいました。通院費用がかかる上に3ヶ月間、収入がストップしてしまい、返済が苦しくなり、新たなカードから借り入れを繰り返し、気がつくと債務は500万円になっていました。月々の返済も30万円を超えて、罪悪感と不安な気持ちでいっぱいになり途方に暮れた日々を過ごしていました。

 そんなある日、彼と夕食の準備を手持ちのお金で買い物することになり、スーパーに行きました。

 はじめは、ずいぶんと質素な夕食でつまらないと思いましたが、足りない時にはカードから借りる生活よりも生活感を感じました。ポケットに入っていた小銭を大事そうに手で一枚一枚数えている彼の姿が新鮮に映りました。「お金が無いときは、我慢して今すぐ必要なものだけを買う。今のほんの少しの節約が後で得をすることもあるんだよ」と彼に言われたとき、私の金銭感覚がいつの間にか鈍っていたことに改めて気がつきました。我慢することを忘れて衝動買いに走ってしまう、そんな自分の弱さに自己嫌悪に陥ってしまいました。その瞬間に熱いものが込み上げてきて涙が自然にポロポロと流れてきたことを今も忘れられません。

 その日の食事は質素だったけれど、いつもよりおいしく感じて充実したものでした。

 その日を境にカードに頼る生活から打破しなくてはいけない、今なら、まだ、人生はやり直せると固く決意し、女性自立の会に相談に出かけました。有田さんは、熱心に耳を傾けてくださり、細かい点まで丁寧にフォローしてくださり感謝しています。

 出逢いには全て意味があり、自分にとって必要な人とそのとき出会うのだと実感しています。

 また、人は変わりたいと思う瞬間から、すでに理想の自分に変わり始めてきているのだと思いました。これからも出逢いを大切にして、常に前向きな気持ちでいきたいと想っています。

 いつか貯金を貯めて家を購入できたらと夢をみることができる今日この頃です。

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