「当たり前の生活に感謝」
 声 40（50代女性 神奈川県在住）
有田さんと女性自立の会と出会ってから丸３年が経ちました。たまたま持っていた新聞記事に女性自立の会の連絡先が載っていて、HPを見てメールを送らせて頂きました。翌日には返信を下さり、有田さんとお会いして相談することになりました。それからひとつひとつやるべきことを教えて頂きました。「一つ一つ進めていけばいいのだから、大丈夫だからね。」と有田さんや法律事務所の先生たちがおっしゃって下さり、とても心強かったです。
「大丈夫なのだ」と思いつつも気持ちが揺れて、不安になることがありました。そんな時は、いつも自立の会のHPのブログや相談者の声を読みました。また、500円で購入した「借金にさよならした私たち」という自立の会の冊子を何回も何回も読みました。同じような経験をしている方たちが普通の生活に戻られていることや、手続きの段取りがわかることで、先の見通しが持てるようになりました。その時の私にとっては、まさにバイブルでした。
半年を過ぎた頃、自立の会の再生プログラムに参加させて頂くようになりました。毎月第三土曜日の集まりの様子はブログでも拝見していましたが、読むのと参加するのとでは大違いでした。毎回、いろいろな正しい情報や必要なことを教えて頂いています。また、私より若い方が多いのですが、ひとつ山を乗り越えて今の生活を大切に生きているメンバーの皆様の話は、とても参考になります。
話の中で得たことから、私も頑張って「繰り上げ返済」をしたり、家計簿をつけたり、購入を迷っていた「ホームベーカリー」を買ったり、「500円玉貯金」を始めたりしています。その場で意見を求められても、なんだかまとまらない話になってしまうことが多いのですが、後で「こんなふうに思っていたのだなあ」と、自分を見直す機会になっています。行きとは違うルートになるのですが、同じお母さん仲間と帰りの電車でおしゃべりするのも、おまけの楽しみです。
ここ数年、多重債務相談についての車内広告や新聞のチラシをたくさん目にするようになりました。相談先があることはとても良いことだと思いますが、相談につながった人が良い形でゴールにたどりけることを願ってやみません。私も意を決して電話した所がありましたが、ずっと話し中であったり、まずは家族にきちんと話さないとダメだからときつく言われたりしました。相談をあきらめる前に自立の会に出会えたのは、本当に幸せなことだったと思います。
有田さんは、親身に話しを聞いて状況を理解して下さった後、法律事務所へ初めて行く時も、裁判所に手続きに行く時も同行して下さいました。相談者の気持ちを丸ごと受けとめて、なるべく負担をなくすように寄り添って支えて下さいました。そして今私は、この体験を通して出会った自立の会の皆様にも支えられていることを感じています。
女性自立の会に出会えなかったら、今の当たり前の生活はなかったと思います。まだまだ子どもにお金がかかり、少し貯まったお金も出ていくことが多いのですが、返済日に追われずに、自分でわかっているお金で生活ができることを、本当に有難く思っています。この当たり前の生活を大切にしたいと思います。
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